18夏キャンプ活動報告・もしも事

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もしも事ディレクターの春田です。京都工芸繊維大学の2回生で建築を学んでいます。もしも事は「もしものこと」=防災について考えるプロジェクトです。「いつも」の生活と「もしも」の生活(災害時の生活)を結びつけることで現在の防災に対する意識を変える。また相互が影響し合うことによりもしもの時もいつもの時もより豊かに過ごせる竹田をテーマに活動しています。

今年の夏は「地図屋台」、「かんづめ料理」、「運動会競技の企画」の3つの活動をしました。

地図屋台は「いつも」と「もしも」の共有スペースとして機能する屋台としてつくりました。この屋台は天板に竹田地図が描かれており、黒板のようにマーカーで自由に書き込み消すことができます。「もしも」のときは、危険な場所や各住居の安否などの情報を共有する場、「いつも」は竹田でのイベントを企画する際の使用、また私たち「もしも事」が竹田の「いつも」と「もしも」をより深く理解するための調査に使用することを想定しました。

大学の授業では図面を書き模型を作りますが、実際に原寸大でものをつくるということはありません。しかし今回、一から自分たちが考えたものを最後までつくりあげるという経験に恵まれました。実際に作るというのは予想以上に難しく、ものをつくる上ではただ見た目がよければいいのではなく、コスト・構造・施工の効率性・材料調達・機能性などを細部まで考えることが大事だと実感しました。

完成した屋台は実際に地域の方が集まる場へ持って行き竹田の調査のために使用しました。屋台が実際に機能するのか不安でしたが、自分が想像していたよりも地域の方が屋台に興味を持って、竹田について書き込んでいただいたことがとても嬉しかったです。屋台を通したて地域の方へ竹田の災害について聞くと、様々なことが分かりました。一番印象に残っているのは地域の方に都会と違い竹田はわざわざ缶詰などを備蓄せずとも農作物がどの家庭でも備蓄されていること。また湧き水が多い土地のため水のあてもあるということを話していただいたことです。竹田ならではの災害時の強みが面白いと感じました。そもそも竹田の地域の防災を考えることは、竹田の気候・地形・を知り尽くすことです。そのことはより安全かつ馴染みやすい地域性を持った防災をつくること、また平時においても竹田により面白い場を作ることにつながると思いました。

かんづめ料理では防災食の代表格である缶詰を一手間加えるだけで美味しく食べられる料理を提案し実際に試食していただきました。この活動は普段から美味しく缶詰を食べローリングストック法を無理なくすること、また災害時に普段と遜色ない料理が食べられるようにすることをテーマとしています。乾パンおしるこ・鯖缶みそチーズ・トマトにゅうめんの3つをつくりました。どの料理もカセットコンロと缶詰+α(具材一種)があればつくれるものです。今後は地域の方にいただいた意見を元にさらなる味の向上を目指すとともに屋台でいただいた意見を参考にし、缶詰のみならず地域の農作物などを使用した美味しい防災食を考えてみるのも面白いかなと思いました。

運動会の企画では「備えあれば憂いなし」という、防災グッズとジェスチャーを用いた競技を企画しました。ジェスチャーは伝える側、理解する側の双方がその物の使用法を理解していないと成り立ちません。この企画はそのジェスチャーを用いて体を動かしながら防災に慣れ親しむことを意図しました。結果的に競技自体はうまく行ったとは言えませんでした。競技は簡単でありながら面白い必要があります。これはものづくりにおいても言えることかもしれません競技のルールを考え運営するというのは初めての機会を通しその難しさを知りいい経験となりました。

この夏私は32日間を竹田で過ごしました。ディレクターというメンバーをまとめるような立場に初めて立ちました。そしてそれ以外にも多くの実のある経験しました。振り返ると反省する点がたくさんありますが、これを糧にこれからも頑張っていこうと思います。支援していただいた皆様、応援ありがとうございました。

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